中学校の職員室

うちの中学校の職員室はつくづく過ごしにくい空間だと感じた。

先日、同じ校区の小学校の若手の先生たちと飲む機会があった。

初めてのことだったので、いい出会いがあればいいなあと思いながら参加してみた。

風邪を引いていたので、お酒は我慢したのだが。

 

話を聞いていると、小学校の先生の帰宅時間がとにかく早かった。

ほとんど先生は18時台に退勤できているという。

19時まで残っていると珍しく扱われるらしい。

そんな話を聞いて、大変驚いた。

うちの中学校では、ママさん先生でない限り、ほとんど教員は21時まで残っている。

18時台に帰れる日なんてほとんどない。

小学校とは大きな違いである。

 

職員会議のあり方も全く違った。

その小学校では、職員会議の案件に対して、多くの先生が意見を言うそうである。

「案件を通すまい」と息込んでいる先生もいるらしい。

案件が差し戻しということもある。

中学校では、職員会議は儀礼的な感じで、案件はすぐ流れる。

たまに引っかかる時はあるが、ほとんどない。

引っかかれば、時間がかかるからである。

それも大きな違いだが、職員会議のあり方には最近思うことが多々ある。

全員参加で会議できているのは良いことだと思うが、学校はそれ以上に仕事がある。

一つの仕事に関わっているわけではない。

職員会議までに分掌で案が練られた上で、出てくるので、それを尊重するべきではないかなと思う。

何のための分掌なのかよくわからない。

割と分掌はまとまっているが、学年団の反対にあったりする。

今のうちの中学校は、何でも全員一致を求めている風潮があるような気がする。

それではなかなか進まないことが多い気がする。

会社では会議はどうなのかなあ。

会議の仕方について、勉強する必要性も感じた。

 

最後に、小学校の先生と中学校の先生は、付き合い方も違う気がした。

小学校の若手の先生たちは、大学生みたいなノリで付き合いがあるような気がする。

初対面で話さないような話題も私に降ってきて驚いた。

中学校の若手の先生たちは、大人の距離感でお互いのことを徐々に知るような付き合いをしていると感じた。

言いたくないことは言わなくてもいいし、誤魔化してもいい。

逆に突っ込んだ話題について、踏み込むことに丁寧になっている。

私は中学校の先生たちとの付き合いの方が、どうも性に合う。

思いやりを感じる。

全ての小学校の先生がそうではないと思うので、語弊が生じるだろう。

 

うちの中学校の改善するべきところが色々見えてきた。

職員室の雰囲気をまず変えてみたい。

そのために、自分がまず関わることを今年の目標にしたいと思う。